どうも、アスタ(@asta_smad)です!
東京ディズニーリゾートで「第3のテーマパーク」を作る方針であることが、各種メディアにて報道されました。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの広報は、「自らが発表したものでは無い」とやんわりと報道を否定しています。一体どこからリークされた情報なのでしょうか(;^_^A
もし本当に「第3のテーマパーク」が作られるのであれば、我らディズニー好きからすると非常に楽しみなニュースです!今から新しいパークの存在を考えるとワクワクしてしまいます。
しかし一方で、ディズニー好きだからこそ、この「第3のテーマパーク」があまり現実的な内容でないことも分かってしまったりするんですよね・・・。
ということで本記事では、ディズニー大好きな僕が考える「第3のテーマパーク」が作られない理由について説明したいと思います。
「第3のテーマパーク」ができないと思う理由
既存パークに比べ、建設予定地が狭く、歪な形すぎる
東京ディズニーリゾートに「第3のテーマパーク」が新設されるのであれば、入場料は既存パークと同じ価格になるはずです。そうなると当然ですが、新パークにあるアトラクションやレストランなどのコンテンツ、そして混雑緩和などのユーザビリティのクオリティ水準を、既存パーク並みに合わせる必要が出てきます。
しかし、報道された新パークの建設予定地の画像を見ると、その面積は既存パークの半分程度(もしくはそれ以下)の狭さであると分かります。これでは建造できるアトラクションやレストランにも限界があり、既存パークと同程度のコンテンツを用意することは到底できません。
また、パークの形が歪なカギ爪型であるため「パーク内の〇〇に行くためには、必ず△△を通らなければいけない」という状況が発生します。これでは、そのターミナル地点(上記で言う△△)が混雑状態になってしまいます。
(既存パークの形は、シンボル(シンデレラ城とプロメテウス火山)を中心に円や四角にすることで、このような混雑の緩和を行っている。)
このように、今回報道された新パーク建設予定地では、既存パーク並のコンテンツやユーザビリティを揃えるには面積的に狭く、形が歪すぎると僕は考えています。「ジョイポリス」のような多層構造の屋内テーマパークという見方もできますが、それでは報道にあるような「大型アトラクション」の導入は難しいと考えました。
「ディズニースカイ」では既存パークとの差別化が困難
報道の内容をもう少し詳しく見てみると、新しいパークのテーマは「空・宇宙」で、テーマパーク名称案は「ディズニースカイ」だそうです。陸の「ランド」、海の「シー」と来て、空の「スカイ」とは分かりやすいというか何というか・・・(;^_^A
とはいえ、スター・ウォーズやスティッチ、ベイマックスやマーブルなど、ディズニーには宇宙や空をテーマにした作品も多いことから、それなりのシナジーは得られるのではないかと思います。
しかし実際には、宇宙を舞台にしたアトラクションの多くが、既にディズニーランド内のエリア「トゥモローランド」に存在しています。スター・ウォーズやスティッチ、バズ・ライトイヤー、大正義スペースマウンテン、ベイマックスの新アトラクションも作られることから、今さら「トゥモローランド」とパーク丸ごと差別化するのは、かなり難しいのではないかと考えています。
また、空を舞台にしたアトラクションであれば、現在ディズニーシーに建設中の新アトラクション「ソアリン」がありますし、既にクローズした「ストームライダー」も該当すると思います。宇宙や空のアトラクションって、今までもランドやシーに普通に存在していたんですよね。
以上のことから、既存のパークとの差別化は難しく、改めて「ディズニースカイ」というパークを作る利点が少ないため、前向きに検討はされていないのではないかと僕は考えています。
今後の既存パーク拡張が難しくなる
東京ディズニーリゾートでは、2020年までに両パークの拡張および新アトラクションの建設が計画されています。特にディズニーランドは「グランドサーキット・レースウェイ」と「スタージェット」の既存アトラクションをクローズして実施する大規模拡張工事となっています。
現状、ディズニーおよびオリエンタルランドとしては、既存パークへの新アトラクション建設や新エリアの拡張、既存施設のバージョンアップを行うことで、コンテンツを拡充していく方針としているわけです。
このような方針となった理由の1つとして、ディズニーランドとディズニーシーが存在する舞浜駅近辺(ディズニーリゾートライン周辺)で、リゾート地として利用できる土地が限られていることが挙げられます。上記した「建設予定地が既存パークに比べて狭く、いびつな形であること」も同様の理由からだと考えられます。
そして、仮に今回報道のあった開発予定地に「第3のテーマパーク」を作った場合、東京ディズニーリゾートに3つのパークが所狭しと並ぶことになり、今後の拡張・開発計画が更に困難を極めると予想されます。ただでさえ少ない土地を丸ごと「第3のテーマパーク」に使うわけです。海を大幅に埋め立てて開発地を確保する以外、今後の既存パークの拡張はますます難しくなるはずです。
以上のことから僕は、既存パークの拡張をあえて難しくするような開発は現実的ではないと考え、「第3のテーマパーク」の誕生は考えにくいと考えました。
あの場所に何ができるの?報道を見て気になったこと
「第3のテーマパークという位置付け」「拡張」という文言
それでは、第3のテーマパークができないなら、報道の開発予定地には何ができるのでしょうか。僕の予想は「ディズニーランドとディズニーシーの拡張に利用される」と考えていますので、その理由を説明したいと思います。
そもそも報道では「第3のテーマパークという位置付け」や「ディズニーリゾートの拡張」という言葉が使われています。実は「第3のテーマパークが作られること」として報道しているメディアって無いんですよね。(グレーな書かれ方のものはありますが…)
そのため、メディアが世論の注目を集めるために、少し誇張して書いた内容(主にタイトル)がSNSなどを通じて一人歩きして、
「第3のテーマパーク誕生!」
ってな感じで拡散してしまったのでは・・・と僕は考えました。
USJのようなエリア単独で完成するコンテンツを意識?
しかしその一方で、どこのメディアでも「第3のテーマパークの位置付けで・・・」という具体的な文言が含まれていたことが非常に気になりました。どこからのリークかも分からない情報ですが、この部分だけは強調されているんですよね。
個人的にこの文言は、ライバルであるUSJの「ハリポタエリア」や「SUPER NINTENDO WORLD」を意識して発表されたものだと考えています。
※「ハリポタエリア」の正式名称は「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」ですが、ここでは略させて頂きます。
というのも、今まで東京ディズニーリゾートでは、1つの作品の世界観だけで構成されたエリアは存在しませんでした。各作品の世界観はあくまでもアトラクションの中だけで描かれるのみで、現在ディズニーランドで建設中の「美女と野獣エリア」が、エリア全体で世界観が作られる初めての試みとなっています。
その一方で、上述のUSJでは「ハリポタエリア」や「ミニオンパーク」などの、作品の世界観を丸ごと表現したエリアが人気を博しています。また、現在建設中の「SUPER NINTENDO WORLD」も、日本だけでなく世界中から大きく注目されていますよね。
僕は、今回の報道の「第3のテーマパークという位置付け」という文言は、上述のUSJのような「エリア全体で作品の世界観を表現する」エリアを開発予定地に作成し、パークありきではなく「エリア単独で完成するコンテンツ」を拡充していく方針にしたのではないかと予想しました。
今の段階では僕の完全な妄想に過ぎませんが、数年前のディズニーシーには、実際に「アナ雪エリア」として雪国の港町エリアを建設する構想がありましたし、全くあり得ない話では無いんですよ。海外にも「カーズランド」や「パンドラ(アバターのエリア)」、「トイ・ストーリーランド」などの作品専用エリアが多く存在していますしね。
また、報道にある開発予定地は、位置的に「トゥモローランド」に隣接しており、前述の「ディズニースカイ(空と宇宙)」構想における「スター・ウォーズ」エリアを作るのにも最適です(笑)トゥモローランドの先に「スター・ウォーズ」エリアができるなんて、なんて夢のある話でしょうか!めっちゃ興奮しますよね!(もはやただの願望)
まとめ
色々と説明してきましたが、僕の予想(妄想)をまとめると以下のようになります。
★開発予定地には1つの作品を丸ごと表現した新しいエリアが作られる。
★「ディズニースカイ」構想は「スター・ウォーズエリア」への布石!?
★美女と野獣エリアが楽しみ。いやもう全て楽しみ。
★USJの任天堂エリアもめっちゃ行きたい。
最後の方、ただの願望になっており、取り乱して申し訳ありません(;^_^A
以上が、ディズニー好きな僕が考える「第3のテーマパーク」ができないと思う理由でした!
どちらにしても、ファンからしたらメチャクチャ楽しみなニュースですよね!皆さんのワクワクに水を差すような記事になってしまったかもしれませんが、僕もディズニーファンの一人として、めっちゃ楽しみにしています。
では、また!