どうも、アスタ(@asta_smad)です!
リーズナブルタイプのディズニーホテル「東京ディズニーセレブレーションホテル:ディスカバー」に泊まってきました!
確かにセレブレーションホテルは「リーズナブルタイプ」と言うくらいなので、他のディズニーホテルより安く宿泊できます。しかしその分、セレブレーションホテル特有の不便さがあるとも感じました。
本記事では、僕たち夫婦が宿泊して感じたセレブレーションホテルを利用する上で知っておくべき注意点をお伝えしたいと思います。ぜひ本記事の内容を確認して、セレブレーションホテルを上手に使えるよう、事前準備と計画を行ってください。
宿泊環境について
①部屋が狭い
まず僕が部屋に着いて最初に感じたことは部屋の狭さです。
と言うのも、このホテルは1部屋4人まで宿泊することができるのですが、各部屋には2台のベッドと2台のソファーベッドが設置されています。元々がそこまで広くない部屋なので、寝具だけでも結構な圧迫感があります。
■僕が泊まった部屋(入り口と奥からの写真)
また、ベッドとベッドの間、ベッドとテレビの間の通路が狭く、4人で泊まるとなればかなり窮屈に感じると思います。荷物置きも大きくは無く、クローゼットも簡易的なハンガー掛けしかありません。そのため、手荷物、着替え、脱いだ靴、パーク内のお土産などで、部屋の中は相当ごちゃごちゃしてしまう可能性があります。
ある程度パーソナルスペースが欲しい方にとっては、息苦しく感じてしまうかもしれません。
②持ち帰り可能なアメニティグッズが少ない
ディズニーホテルの嬉しい特典の1つが、持ち帰りのできるオリジナルのアメニティグッズです。ホテルとしてもホテル宿泊の記念になるよう、デザインにも趣向を凝らしています。
しかし、セレブレーションホテルの持ち帰り可能アメニティグッズは非常に少ないです。下の写真にあるように「歯ブラシ」「くし」「アメニティーキット(綿棒・ガーゼ・ヘアゴム)」、(床に)「スリッパ」が置かれている程度です。デザインもシンプルで、セレブレーションホテルのロゴが入っているのみで、僕個人としては、ついビジネスホテルを感じてしまいました。
■洗面所にあるアメニティーグッズ
ちなみに、他のディズニーホテルでは上記に加えて、
(綿棒・ガーゼ・ヘアゴム・シャワーキャップ)
・ボディスポンジ
・シャンプー入りミニボトル
・コンディショナー入りミニボトル
・石鹸
・子供用マグカップ
・持ち帰り用のオリジナルペーパーバッグ
・自分の名前と宿泊日が書かれたカードキー
が用意されており、記念に持って帰ることができます。しかも、全てのグッズがホテルのロゴやキャラクター達が描かれた可愛いデザインです。セレブレーションホテルとの大きな格差を理解できると思います。
③食事には期待しないこと
ディズニーホテルには、朝昼晩と食事のできるレストランやラウンジがいくつか存在しています。その全てが異なるコンセプトを持った素敵なお食事処です。
しかし、セレブレーションホテルにあるレストランは朝食しか営業していません。
その朝食についても、ビジネスホテルを感じさせる簡易的な内容で「リゾートホテルの優雅で贅沢な朝食」とは程遠いです。その代わりに大人1人1300円の安さで、事前予約などは必要なく、当日に食堂前で食券を買うことで利用できます。
■券売機と食堂
ただし、この朝食には最大の問題点(詳細は後述)がありまして…。
開店が朝6時半からなので、朝食を取ると、
「ハッピー15エントリー」に確実に間に合わないことです。
セレブレーションホテルは他のディズニーホテルと違い、パークまでシャトルバスで20分程度かかります。更に朝はバス&道路状況が混雑するので、これ以上の時間がかかると見込んでおいた方が良いです。ディズニーホテルとしての利点を活かすのであれば、朝ごはんを食べている余裕はないわけです。
結局僕たち夫婦は、ホテル内の24時間営業のコンビニで、前日の夜の内に朝ごはんを調達しておくことにしました。
逆に言えば、一度ホテルに入っちゃうと、食料調達手段がコンビニしかありません。それ故に繁忙期はコンビニの食料もどんどん売り切れますので、早めの調達を心がけてくださいね。
■ホテル内のコンビニ
④ホテル内や周辺に見どころが無い
他のディズニーホテルやオフィシャルホテルには、パークやイクスピアリが近かったり、美しい景観や広々とした中庭、プール、プレイルーム、軽食の楽しめるラウンジなど、ホテル単体またはすぐ近くに楽しめる施設が存在します。
しかし、セレブレーションホテルの中や周辺には、このような時間の潰せる施設はほぼないと考えてください。一応、宿泊者が探検できる中庭がありますが、30分もあればホテルを隅から隅まで回れると思います。
■中庭にあるイルミネーションと宝箱(近くで見ると隠れミッキーがいます)
これらのことから、やはりセレブレーションホテルは、パークから帰ってきた後に素泊まりして、翌日にアーリー(15分前入園)するためのホテルなのだと痛感しました。ホテル内や周辺の観光はほどほどにし、翌朝のハッピー15エントリーに備えて、部屋で英気を養いましょう。
パークでの過ごし方について
⑤荷物を預けるのが非常に手間
ディズニーホテルに宿泊する大きなメリットは、パークで遊ぶ上での様々な特典があることです。中でも、舞浜駅に隣接するウェルカムセンターで、手荷物をホテルに無料配送してくれる「バゲッジデリバリーサービス」は本当に便利です。舞浜駅に降りてホテルに寄ることなく、ハンドフリーな滞在を可能にします。
しかし、セレブレーションホテルの宿泊者は、この「バゲッジデリバリーサービス」を利用できません。その代わりに、舞浜駅から少し離れたショップ「ボン・ヴォヤージュ」で有料(1荷物400円)で荷物を配送してくれます。
ただ、これにも少し問題がありまして…。ボン・ヴォヤージュの配送カウンターは広くないので、宿泊当日の早朝などは人が集中し、受付が混む可能性があるので注意が必要です。下手をすると時間がかかり過ぎて、開園時間までにパークに着けないことも十分にあり得ます。だからと言って、バスで片道20分かかるホテルに直接預けに行くのは非常に手間です。
そこで僕たちが利用したのがコインロッカーです。舞浜駅やイクスピアリ、パークエントランス付近などに、結構な台数が設置されています。混雑日でも利用できると思いますので、事前に場所を確認しておくことをおすすめします。
※トランクなど通行の妨げになる可能性の高い「大きな荷物」を持っている場合、安全上の理由から入園することができませんので注意してください。
⑥ハッピー15エントリーの利点を活かしきれない
「ハッピー15エントリー」とは、ディズニーホテルの宿泊者特典である「15分前入園の権利」です。開園15分前にディズニーホテルの宿泊者のみが先行入園でき、混雑のないパークでアトラクションやグリーティングを短時間で体験することができます。
他のディズニーホテルの場合、各パークまでドアツードアで10分程度です。ハッピー15エントリーを利用することで、ギリギリの時間までホテルの部屋で休んでいても先行入園でき、パークを最大限に楽しむことができるわけです。※ただし、余裕を持って行動してくださいね(;^_^A
しかし、セレブレーションホテルの場合は状況が異なります。
セレブレーションホテルは、パークまで専用シャトルバスで20分かかります。パークが朝8時開園の日などの早朝は、他のバスや車で道路が混雑するため、30分程度は余裕を見ておくことをおすすめします。
これに加えて、セレブレーションホテルのバス乗り場はとんでもなく混雑します。
ホテルの方の話によると、7時以降のバスはハッピー15エントリー希望者でごった返し、1,2本バスを見送らないと乗れないこともあるそうです。上述した朝の道路混雑も考慮して、少なくとも6時台のバスに乗れるようタイムスケジュールをすることをおすすめします。
このように考慮した結果、僕たち夫婦は6時50分発のバスで「ホテル:ディスカバー」からディズニーランドに行ったのですが、待機列に到着したのはギリギリの7時40分!ホテルからパークエントランスまでは、少なくとも50分程度はかかると考えて行動したほうが良いと思います。
ちなみに、僕らの5分後に並んだ人は次(10分後)のバスになってしまったので、完全な15分前入園はできなかったと思います。やっぱり④で言った通り、ホテルで朝ごはんを食べてる余裕はないわけですね。
以上のことから、セレブレーションホテルを利用する場合、朝からドタバタ&ハラハラで、少しでも遅れると先行入場ができなくなってしまう可能性もあります。僕らも正直「朝からこんなに疲れるなら、高い金払ってでもディズニーランドホテルを取ればよかった…」と思っちゃいました。
あと、翌朝の行動を円滑にするために、チェックアウト方法や手荷物の預け場所(ホテルorコインロッカー)は前日に確認しておきましょう。
補足⑥-1.朝はバスが満員になることも多く、子連れ(特にベビーカー)には辛い
上記「ハッピー15エントリーのメリットを活かしきれない」の補足です。
朝の無料送迎バスはギリギリになればなるほど混雑し、バス車内がギューギューの満員になることも多いです。ベビーカーのスペースがあるとは言え、満員のバス車内で渋滞に巻き込まれながらの30分は、親としてはなかなか気疲れしてしまいますよね。
このバスの混雑を回避するには以下の方法があります。
②セレブレーションホテルからパークまでタクシーを使う
①はハッピー15エントリーを利用するために、かなり早い時間のバスに乗る必要が出てきます。朝早くなってしまい結局疲れてしまう可能性もありますが、1時間半前であればバスも多少は空いているはずです。
②に関しては費用面で余裕がある場合にとてもオススメできます。朝の混雑を気にせずパークに向かうことができるので助かりますよね。
皆さんのニーズに合わせて利用してみてください。
補足⑥-2.【2020年6月1日から】ハッピー15エントリーの対象パークがランドのみになる
2020年6月1日以降でセレブレーションホテルに宿泊する場合、ハッピー15エントリーの対象パークがランドのみになります。ディズニーシーに15分前入園したい方は、うっかり予約しないように注意しましょう。
価格について
⑦オフィシャルホテルと比べるとそこまで安くない
セレブレーションホテルは、東京ディズニーリゾートで唯一のリーズナブルタイプのホテルなわけですが、実はホテルとしてはそこまで安くありません。
まぁ、12月第2週の金曜日で1泊1部屋41000円ですから、確かにリーズナブルとは言えませんね(;^_^A
と言うのも、クリスマスなどのディズニー繁忙期でも、1人当たりの宿泊代に約5000~10000円加えれば名立たるホテルが軒を揃える「ディズニーオフィシャルホテル」に泊まることができるからです。「シェラトン」や「ヒルトン」などの国内最高峰ホテルのサービスを受けることができます。
もっと言うと、ディズニーの閑散期には「ディズニーオフィシャルホテル」の価格は大きく下がる傾向にあるので、時期を見計らうことでセレブレーションホテルよりも低価格で泊まることも可能です。
ディズニーホテルと同等、またはそれ以上に客室は広いし、綺麗だし、サービスも良いし、ご飯も美味しいし、設備も充実してるし、舞浜駅ウェルカムセンターで荷物預かってもらえるし、パークまで10分程度だし…、ホスピタリティ抜群なんですよね!
ただし、ディズニーオフィシャルホテルの宿泊者は「ハッピー15エントリー」を利用できません。逆に言えば、これこそがセレブレーションホテルに宿泊する絶対的で唯一のメリットですよね!「ホテル代=ハッピー15エントリー代」と考えて利用すると良いかもしれません。
セレブレーションホテルを上手に使って、リーズナブルにディズニーを楽しもう!
セレブレーションホテルはハッピー15エントリーを低価格で利用できるホテルだと考えれば、ある程度は納得できるかと思います。ディズニーホテルにしかできないプライスレスな特典ですからね。ディズニーが大好きで「絶対にハッピー15エントリーがしたい!!」という方におすすめです。
ご家族やカップルで利用する場合は、移動や時間管理が結構しんどいと思うので、早め早めの行動を心がけて利用してくださいね。
では、また!