どうも。
先日、奥さんと泊りがけでディズニーシーとディズニーランドに行ってきました。クリスマス一色に染まったパークはとても華やかで、気温は低くても温かみのある、そんな優しい雰囲気が漂っていたわけです。
そんな冬のディズニーランドで、寒空に似つかわしくない、熱のこもった声が聞こえるアトラクションがありました。
「グランドサーキット・レースウェイ」というゴーカートのアトラクションです。
実は、このゴーカートのアトラクション、2017年1月11日で34年間の歴史に幕を閉じます。今回僕たちがディズニーランドに来たのは、このアトラクションのファイナルラップ・イベントに参加するのが一番の目的でした。
今日の記事では、僕が乗った最後のグランドサーキット・レースウェイの感想について、感慨深く書いていきたいと思います。
グランドサーキット・レースウェイとは?
ディズニーランドのゴーカートのアトラクション
グランドサーキット・レースウェイは、ディズニーランドにあるシンプルなゴーカートのアトラクションです。
コースの途中にディズニーのキャラクターがいるわけではありません。特殊効果や3D演出もありません。ただ単純に「コース通りにゴーカートを運転する」という、非常に分かりやすいアトラクションです。
大人になって乗ってみると、感動や驚きはあまりありません。「高い金払ってディズニーに来ているのに、こんな単純な乗り物?」と思う人もいるかもしれません。
でも、そのシンプルさと分かりやすさ故に、子供から大人まで一緒になって体験できるアトラクションなんです。ライド型アトラクションにも関わらず、大人同伴であれば身長制限がありませんからね。
また、「車の運転」ができるので、男の子から非常に人気があるアトラクションでもあります。そんな少年達も2,30年経てばいい大人になっているわけですが、何年経っても思い出深いアトラクションなのは変わりません。
2017年1月11日で34年の歴史に幕を閉じる
グランドサーキット・レースウェイは、東京ディズニーランドの開業と同時にオープンした最も古いアトラクションの1つです。34年間の長い歴史の中で、ディズニーランドの変遷を見守りつつ、多くの子供たちに夢を与えてきました。
ディズニーのオフィシャルブログによると、34年間のアトラクション乗車人数が延べ1憶4千万人だそうです。日本の総人口を上回っているのに、とても驚きました(;^_^A
クローズに先立ち「ファイナルラップキャンペーン」を実施
グランドサーキット・レースウェイではクローズに先立ち、2016年11月21日~2017年1月11日(クローズ日)まで「ファイナルラップキャンペーン」を開催しています。
キャンペーンの概要は、「搭乗者全員に乗車証明書(限定オリジナルカード)をプレゼントする」というものです。2016年12月17日を境に乗車証明書のデザインが変わるので、コンプリートしたい方は2回乗りに行きましょう。
■僕が貰った前半期間の乗車証明書
こういう記念品を貰うと、クローズを実感してしまい寂しくなりますね。
最近はストームライダーなどの思い入れの強かったアトラクションやショーが次々にクローズしてしまい、感傷的ディズニーになりがちです。
子供の頃に家族で来たディズニーランドの思い出が蘇ると同時に、「僕も大人になったんだなぁ」と切なくなってしまいました。
ファイナルラップイベントの現場レポート
アトラクション外まで長蛇の列。ファイナルラップは大盛況
僕たちがグランドサーキットレースウェイにスタンバイしたのは、12月10日(土)の昼間、ちょうどクローズの1ヶ月前ですね。風は冷たかったですが心地よい快晴で、絶好のレーシング日和でした。
スタンバイ時間は45分でした。その日の混雑状況は平均で1時間程度だったので、良いタイミングで乗れたと思います。
列は完全にアトラクションの外まで伸びていて、折り返しが発生していたほどです。このアトラクションは体験中の風が冷たいので冬は比較的空いているんですが、今回ばかりは大盛況でしたね。
半年前のストームライダーの傾向を見ると、クローズ間近になれば2~3時間程度には列が伸びるんじゃないでしょうか。最後にもう一度乗っておきたいと言う方は、早めの来園計画をおすすめします(;^_^A
Qラインを見て思い出を振り返る
そんな混雑状況でもメリットがあります。Qラインをじっくり眺められることです。
せっかくなので、いっぱい写真を撮りました。
何だか感慨深いですね。
子供の頃は、これらの展示物の1つ1つにワクワクしていたものです。
『父さんと一緒にゴーカートに乗って、今日だけは僕が運転できる!』
それだけで嬉しかったんですよね。「運転上手だね!」と父親が助手席で言ってくれた場面を、僕の脳は今でも鮮明に覚えています。
列が進み、とうとうゴーカートに乗車します。
子供の頃はアクセルに足が届かないから、父親に踏んで貰っていたわけですが、今では簡単に届いてしまいます。同じアトラクションでも大人になると見える景色が違う、そんな楽しみ方ができるのもディズニーの楽しみ方の1つなんだと、ぼんやり感じてしまいました。
記念品を購入しました
現在、ディズニーランドのショップとボン・ボヤージュにて、グランドサーキット・レースウェイの記念グッズが売られています。
僕が購入したのは、クリアファイルと記念ピンズ(バッジ)です。
他にもポストカードやワッペン、スーベニアメダルも売られていました。
ピンズに書かれた「Apr.1983 – Jan.2017」を見ると、その歴史の深さを痛感しますね。皆さんもディズニーランドに行く機会がありましたら、ぜひ手に取ってみてください。
最後に
現在グランドサーキット・レースウェイのある場所には、2020年に「ベイマックス」と「美女と野獣」のライド型アトラクション、そしてミュージカルシアターが作られます。
新しいアトラクションにワクワクする気持ちもありますが、やはり好きなアトラクションが無くなってしまうのは寂しいですよね。自分に子供ができたら、一緒に乗りたかったなぁ、とも思ってしまいます。
でも、あまり感傷的になっていても良くないですよね。最後は笑ってお別れをしたいと思います。この記事は、自分のケジメのために書いたみたいなものですね(寂)
34年間、お疲れさまでした。
子供も大人もみんなで楽しめる、大好きなアトラクションです。
たくさんの夢と希望と笑顔と元気をありがとうございました!
今度ベイマックスに生まれ変わったら、息子と一緒に乗りに行きますので、
その時はよろしくお願いします!
皆さんもぜひ、グランドサーキット・レースウェイのファイナルラップに参加して、34年間の歴史を感じてみてください。
では、また。